プロの仕事の価格は技術と責任とリスク対応の総合評価

プロの仕事は高いのは当たり前です。
例えば、塗装職人に壁塗装を依頼する場合は、平米あたりの単価もしくは日当というかたちで人件費が見積もりされます。

ではここで質問です。
日当5千円の塗装職人と日当1万円の塗装職人がいたら、どちらに壁塗装を依頼するか。

恐らく日当1万円の塗装職人に仕事を任せようと考える人が多いと思います。
この場合、日当という比較材料を見て、塗装職人としての経験の差を感じ取るに十分のデータとなるわけです。

しかし、日当5千円の塗装職人を依頼する人もいるかも知れません。
とにかく壁を塗りなおして欲しいという理由ならば、時間をお金で買うことを優先してチョイスするでしょう。
逆に、築数十年経過した自宅を新築並みの外観に仕上げたい、対候性抜群の特殊塗料を使った特殊塗装を必要としているのならば、日当1万円の塗装職人に値ごろ感を感じてチョイスするでしょう。

塗り直し程度ならご主人が日曜大工としてやってくれるのなら、日当5千円の塗装職人を手配することさえも、高く感じるのではないでしょうか。
しかし、プロの技術は素人には真似できないからプロなのです。
塗装には塗りムラが付き物です。
塗りムラを防ぐには、日曜大工の経験豊富な人でも難しいとされています。

塗料の調合や刷毛の選択もプロならではのノウハウがあるのです。
プロの仕事の値段をケチるのは、自分でリスクをカバー出来るかどうかで判断するべきです。