ブランディングは名声を得るためのステップではない
SEO業界という括りがあるとしたならば、SEO専門家として、ある程度のブランド化を目指すことは、SEO市場で信頼と信用を得るためには必要なことです。
ブランディングの目的は、その有名さ加減でコンバージョンを稼ぐものではなく、クライアントを得ることや新しいビジネスパートナーとのジョイントベンチャー、セミナーでの発表、有能な人材の発掘といった道筋を得るものだと思います。
有名さ加減でのコンバージョンを得ることに関しては、全否定するつもりはありませんが、この人なら有名だから何らかの利益を与えてくれる、といった動機で繋がった人は、勝手な人物像を抱いているにも関わらず、こんなことになるなんて、と期待ハズレを口にすることが多いものです。
過度の有名さ加減でのコンバージョンは、クレーマーを抱えるリスクがあるように思いますね。
サービスがなっていない、もっと顧客満足度を上げるべきだ、と、さも自分が被害者であり、またサービスの在り方について自分の価値観を押し付けようとする人に困らせられるのは、時間のムダにしかなりませんので、しっかりとターゲッティングはしておきたいところです。
SEOセミナーの主宰としてのブランディングは自分自身に価値を植えつけることになります。
その価値を誰と共有するかを考えれば、自ずと接触したい人のイメージが出てくるのではないでしょうか。
検索アルゴリズムの全てを解明する時間と労力は必要ない
検索アルゴリズムは数百レベルで存在すると言われています。
その中で、特に重み付けの大きい項目は、せいぜい数十ということが、一般的な解釈です。
この「せいぜい数十」が現在、SEOの実施事項として挙がっているものです。
その中のとりわけ重要な項目が、タイトルでありリンクポピュラリティといった部分であるわけです。
タイトルの重要性やリンク構造について知っていたとしても、たかだか数百もある検索アルゴリズムの中のほんの一部でしかありません。
本来、SEOエキスパートならば、検索アルゴリズムの全てを知ろうとするぐらいのマニアぶりを発揮するぐらいがちょうど良いわけですが、影響の少ない検索アルゴリズムに時間と労力を費やすことは、あまり賢明なことではありませんよね?
ですから、影響のあるSEO項目の洗い出し作業と、アルゴリズムの更新による影響力の変化を見極める必要があるのです。
ウェブサイトにおけるSEOは、検索ランキングの上位表示ではなくて、長期間に渡って検索エンジンに、関連キーワードについての良質なウェブサイトであることを知らせ続けることが目的なのです。
その結果、検索ランキングの好位置をキープ出来ている、という状態が望ましいのです。
ちょっとニュアンスがわかりづらいかもしれませんが、検索ランキング上位表示に目が向くと、順位の変動にアタフタしなければならなくなります。